未来をより良く生きるために

45 2月 未来の計画を立てる①

2月1日

武志くん、こんにちは。

手帳はきちんと活用していますか?

もし、息切れしているようなら、ここで見直し・仕切りなおしも必要です。

手帳って、一度止めてしまうと一年間使わないまま終わってしまいます。

それは、とてももったいないこと。

途中で休んだって、再開すればいいんです。

1月を振り返って、手帳が真っ白だったとしても、

また、始めればいいんです。

そんなのあたりまえ、って思ったかもしれませんね。

でも、そんなあたりまえののことが、意外にできないものなのです。

せっかく和子ちゃんに見立ててもらった手帳。

挫折したら申し訳ないですよ。

(もしかして、これが一番のモチベーションになったりして。笑

さて、2月のテーマです。

「自分の将来を年表にしてみる。」

将来の自分の姿を書いていきます。

これは、妄想ではなく計画です。

計画ですけど、限りなく妄想に近い内容にして下さい。

年表に書いたことが自分の上限、決してそれ以上にはなりません。

(なんだか、怖いですね。)

まずは100歳までの人生を大きく分けてみてね。

2月いっぱいかけて考えていきましょう。

高校の3年間ですら計画も立たないのに。

でもまあ、朋子さんの指示には従いましょう。
とりあえず、ノートの罫線を使って100歳まで数字を打ってみる。
せっかくだから、1歳から順番に書いていく。

0歳 生まれた。当たり前か。
6歳 小学校入学
12歳 小学校卒業 そんでもって中学入学
15歳 中学校卒業 松山高校に入学

ここまでは、実際に起きたこと。

18歳 高校卒業 えーと、工業大学建築科に入学
22歳 大学卒業 大手建設会社に入社

うーん、ここから年をとって仕事をやめるまで、何を書いたらいいんだろう。

28歳 結婚
30歳 はじめてビルの設計を任される。
31歳 長男誕生

おっ、いいぞ、書く事出てきた。

34歳 長女誕生
40歳 超高層ビル建設の責任者になる。
 かっこいいじゃん。
50歳 外国の仕事もするようになる。
55歳 ニューヨークのビルの設計担当
 いろんなビルを建てて世界中と飛び回る。
65歳 会社を定年退職
 そこからは、フリーの建築家として、美術館なんかを建てる。

えーと、その後は?

70歳で完全に引退。
 残りの人生はゆっくり過ごす。
95歳で死亡。

まあまあの出来じゃないかな。

写真に撮って朋子さんにメール送信。
これくらいでいいのかどうか、ぜんぜんわからない。
でも、将来の計画なんて、こんなもんじゃないのかな。

でも、朋子さんは「2月いっぱいかけて。」なんて言ってた。
これ、1か月もかからないでしょ。

朋子さんからメールが届いた。

武志くん、さっそく計画表を作ったのね。そのスピード感はさすが。1年ずつ書けるようにノートの罫線を使ったのも良いと思う。

でも、良いのはその部分だけ。ぜんぜん詳しくない。

もう一度自分が書いた計画を見て。誰か別の人が書いたのを見てるつもりで。

どお?その人の何かが伝わる?

どんな人かわかる?

書き直した方が早いわね。

1年の中のようすが書けるように、もっと幅をもたせましょう。

いくつかアドバイスするね。

大学は、具体的にどこ?

結婚相手はどこでみつけたの?

せっかく子供が生まれたのだから、その翌日から子供の年齢も書いておきましょう。

設計を任されたビルのようすもきちんと書いて。

毎年の貯蓄額はいくらですか。

どこに住んでいますか。

どんな趣味を持っていますか。いつごろ始めますか。

書く事、たくさんあるよ。

もう少しきれいに書けたら、ぜひ持ってきてください。

エクセルで書くのもいいかも。

うわっ、やっぱりだめだったか。

そうか、エクセルか。
でも、一旦ノートに書いて、これを入力した方がいいんじゃないかな。
ノートをもっと大きく使って、書くしかないかな。

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自己紹介

縁あってたくさんの中学生と接してきましたが、まだ人生の準備運動の段階であきらめている子のなんと多いこと!そうじゃないよ。人生は中学卒業からが本当のスタートだよ。いくらでも自分自身と自分の人生を変えられるよ!
そんな思いをもってページを立ち上げた中年のおじさんです。

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