中学時代、早く家を出たかった私は、
「東京の全寮制の私立高校に行きたい!」と親に言ってみました。
もちろん却下されました。
(後に知ったのですが、その高校はかなりレベルが高く、受験しても合格しなかったでしょう。)
却下は想定内です。本当の作戦は、
「それじゃあ、高校は地元に入るけど、大学は遠くに行ってもいいよね。」
と、3年後の約束を取り付けることにありました。
OKが出ました。作戦成功です。
しかし、これで安心はできません。
いろいろな場面で、「将来東京の大学に行くときはね・・・」と、家を出ることを前提にして話題にして、
両親に刷り込み続けることもしました。
(家をでることに関しては、かなりの熱意があったもんです。)
そして、高校卒業後、めでたく家を出て、ひとり暮らしを始めました。
でも、ひとり暮らしと言っても仕送りをお願いしての話。
親に多大な出費をさせていることには、申し訳なく思います。
ところで、ひとり暮らしには、いったいいくらかかるのでしょう。
下は、全国大学生活協同組合連合会が行った、第52回学生生活実態調査のデータです。
一番右が、最新版の2016年のものです。
総額は12万円近いのですね。
その中の半分を占めるのが「住居費」というもの。これさえなければ月6万円程度で済むのに・・・
実際、この調査の「自宅通学生」の項目は、6万円程度になっています。(下の資料参照)
それから、自宅とひとり暮らしでは、食費もずいぶん違いますね。
やはり、自分の家でごはんを食べるのは安上がりです。
それ以外の「教養娯楽費」「書籍費」「日常費」は、意外に少ないですね。
スマホの使用料は月5000円前後でしょうか。これが、どの項目に入るかは、資料から読み取れませんでした。
「電話代」の中にネット料金も含まれているなら、相当がんばっていますね。
無駄使いしないで、堅実に使っても、かなりかかるのですね。
ちなみに、東京の私立大学で勉強すると、
授業料や入学金、生活費、とにかくかかる費用をすべて合計すると、1000万円になるそうです。
高校卒業後の進路を考える時、避けては通れない「生活費」の問題。
しっかり考えていきたいものです。