目撃!にっぽん「今日の一本を釣る~巨大マグロに挑む漁師~」
三厩(みんやま)は、青森県東津軽郡外ヶ浜町にある地区
ここは、大間に劣らぬマグロの好漁場になっています。
この地区は「ダンプ流し」という一本釣り漁業が主流。
ダンプとは「浮き」のことで、マグロが食いつくと、浮きにまかれたテグスが引っ張られ、くるくると回り出す。
それを慎重に引き寄せて釣り上げるものです。
今回、NHKの「目撃!にっぽん 今日の一本を釣る~巨大マグロに挑む漁師~」に登場したのは、
地区でも凄腕と評される漁師。
彼は、これまでの漁の記録を綿密に取っており、そのデータはノート30冊に及びます。
天候や潮の流れを読み、これまでのデータから漁場を選び、「ダンプ」を投入する。
記録が勝つ。記憶は負ける。
「結局記録が勝つ。記憶は負けるんだな。
だって、昨日何食べたかだって、忘れてんだもん。」
漁師の言葉です。
彼は、伝説の漁師だった父の船に乗り、父の姿を見て育ちます。
その父も、漁の記録を克明に取り、次の漁につなげていました。
「6m違ったら、ぜんぜんだめになる。」
大海原の真ん中で! すごい精度!
1月、手帳をスタートさせた人も多いはず
やっぱり記録ですね。
今日は何をしようとしたのか、それができたのか、どうだったのか。
なぜ、やまくいかなかったのか。
どうすれば良かったのか。
どんな環境で自分は動けるのか、動けないのか。
自分の行動パターンはどうなのか。
長所は。欠点は。
それらを踏まえて、明日は何をするのか。
どんなことに注意していくのか。
自分自身のことですから、記録しなくてもだいたいわかるものです。
でも、わかっただけでは改善できないのです。
例えば、
何をやっても3日坊主で続かないとしましょう。
記憶だけでは、
「ああ、やっぱり続かないな。だめだなあ自分。」
で終わってしまいます。
でも、記録を取れば、
「あれれ、自分は5日目に止めることが圧倒的に多いな。」
「そうか、水曜日のテレビがあるから、そこでストップするんだ。」
などと傾向がつかめてきます。
5日目にだめになるのなら、5日目達成パーティーを企画したり、
水曜日がだめなら、最初からお休みの日にしちゃって、木曜日に馬力をかけたり、
対策も出てきますよね。
でも、手帳そのものが続かない時はどうすれば・・・
うーん、そこが問題だ。