お金持ちという言葉に、どんなイメージを持っていますか?

もしかしたら、「お金持ち=悪人」のイメージがありませんか?
「越後屋、お主も悪よのう・・フォッフォッフォ・・・」
これがお金持ちのイメージではないですか?

でも、違います。お金持ちになるのは良いことです。
だから、「僕は将来お金持ちになる。」と言っていいのです。そのために頑張っていいのです。

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そもそもお金とは何なのか

お金とは何かという話の中で、よく引き合いに出される有名な話があります。

ある島に、2人の人が住んでいました。島には何も資産がなく、Aさんが1万円を持っているだけでした。
この時、島全体の資産は1万円です。

Bさんは、Aさんに家を建ててあげました。そのお礼にAさんはBさんに1万円をあげました。
ここで、島全体の資産は「1万円の価値の家+1万円=2万円」になります。

Aさんは、Bさんのために井戸を掘ってあげました。お礼にBさんから1万円をもらいました。
資産は「1万円の家+1万円の井戸+1万円=3万円」です。

こうやって、二人の間を1万円が移動する度に、島の資産はどんどん増えていきます。

お金とは、資産(価値)を生み出した証としていただくものなのです。
たくさんのお金を得た人というのは、社会にたくさんの価値を与えた人と言えるのです。
もちろんそれは、正しくお金を稼いだ場合ですからね。

なぜ、お金持ちは嫌われるのか

同じように仕事をしても、収入に差が出てきます。これが「お医者さん」や「プロ野球選手」「有名な芸能人」なら、「あいつは仕事が違うからなあ。仕方ないよなあ。」と納得しますが、普通に仕事をしている(ようにみえる)知り合いが大金持ちというのは、何か認められないものです。
「同じように頑張ってるのに、なぜなんだ。」という感情も出てくるし、「みんな同じ」に安心感を覚える日本人としては、少々混乱してしまいます。
結果、「あいつは悪いことしてるに違いない。」「金儲けのことばかり考えやがって。」「お金より大事なものがあるんだよ。」と、否定的な感情が出てしまいます。

だから、お金持ちも謙遜して「お金なんかないない。もう借金ばかりで苦しくて。」なんて話すことで、相手の安心を保証してあげるのです。

これって、「同じように勉強してる(ようにみえる)のに、どうしてテストの点数に差が出るんだ。」という感情と、頭のいい人が「ぜんぜんダメ。勉強してないし。」とカムフラージュするのにも似てますね。

お金持ちは社会に貢献しているし、お金以外の価値も知っている

社会に多くの価値を与えたから、多くのお金が集まってきた。だから、お金持ちは誇るべき成果です。恥じる性質のものではありません。

お金持ちは、自分が得たお金で社会貢献をしています。また、お金以外のボランティアに積極的な人も多いです。そんなお金持ちを見て批判する人は、

「あいつらは、ゆとりがあるからボランティアや寄付ができるんだ。こっちは生活で精一杯で、そんなゆとりないわ。」なんて言いそうです。

これは、「私は、自分の生活のことしか考えてないし行動もしてません。」と同じです。「お金より大事なものがある。」という人に限って、生活のほとんどを「稼ぐ」ことに費やしていたりします。

そんな卑屈な感情で生きていくのなら、頑張ってお金持ちになりましょう。

人間は、自分が持った目標以上にはなりません

この原則は、度々話してきました。日本一になるのは、日本一になることを願って準備した人だけです。願った人が全て実現するわけではありませんが、願ってない人にチャンスはありません。そんなの当たり前です。

お金も同じ。「お金持ちになる。」と決めたら、「何歳までにいくらくらいの資産を持つ。」と計画するのです。計画しただけで全ての人が実現することはありませんが、計画も準備もない人が実現することはありません。

このサイトの小説「高一の春に」の2月に、主人公の武志は「10億円稼ぐ。」という計画を立てました。それでいいのです。

お金の話は家庭でも学校でもタブーになっている今、きちんとお金の話をしてくれる大人は少ないでしょう。でも、大人のせいにしないで、自分の人生は自分でコントロールするのです。

将来手にするお金についても同様です。

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