高校生のみなさんは、まさか喫煙してません・・・よ・・・ね?
以前このサイトでも触れていますが、喫煙は、「健康に害がでる。自分にも周囲にも。」「交通機関に長時間乗れなくなる。」「集中力がなくなる。」「口が臭くてモテない。」など、百害あって一利なしの典型的な嗜好品です。(一利あるとすれば、国の税収アップに貢献しているくらいでしょうか。)
 そんな喫煙者が、今後さらに肩身の狭い思いをしそうです。

長崎大が喫煙者を不採用へ 「学生や教職員の健康守る」

2020年東京五輪・パラリンピックを前に受動喫煙対策強化が進む中、長崎大は19日、喫煙者を今後採用しない方針を明らかにした。「学生や教職員の健康を守るため」としている。禁煙を採用条件に掲げる企業は一部にあるが、大学の取り組みとしては「他に聞いたことがない」という。

 長崎大によると、既に配布している教職員の募集要項には喫煙者を採用しないと明記。面接時にも、たばこを吸うかどうかを確認する。

 学内に5月、無料の禁煙外来を設け、現在たばこを吸っている教職員や学生らの禁煙も後押しする。長崎大には教職員が約4千人おり、昨年8月時点の喫煙率は約8%。

2019 4/19(金) 19:12配信 共同通信

次のようなコメントがありました。これも正論といえば正論。

タバコを採用基準に採用することは人権侵害に当たらないのかな?法律で認められているし。むしろ酒のほうが犯罪や事故の原因になることが多いので禁酒も採用基準にしたらどうですか。

2019 4/19(金) 19:12配信 共同通信 コメントより

 極論を言うと、社員を採用する会社は、採用基準をどうするかの裁量権が認められます。もちろん昨今のジェンダーフリーや障害者の一定割合での採用義務など公平さを求められるところもないわけではありません。
 でも、例えば「コンピューターの能力」や「語学」といった仕事に直結する能力の高い人を採用するのもまた当然のことです。
 では、業務と直接関係なさそうに見える「容姿」や「酒・タバコ等の嗜好品」については採用基準にして良いものでしょうか。私は、それも当然ではないかと思っています。自分が採用者なら、例えば「笑顔」は大切です。1日中パソコンに向かう仕事で、表情が仕事と直結しなくても、です。ある欧米の企業は、太り過ぎの人を積極的には採用しないと聞きました。容姿の中に「自分の身体を健康にコントロールする能力」を見ているのだそうです。これは、私も同意見です。自分の身体をコントロールできる人の方ができない人より仕事もできる可能性が高いと見るわけです。もうひとつの理由が、同じ能力の人間なら、健康に仕事ができる人を選びたいわけです。せっかく採用した人がタバコ・酒を浴びるほど飲み、偏った食べ物で運動もせず、5年で死んでしまうリスクがあるなら、より健康に長生きしそうな人を選びますよ。みなさんだって、そうでしょ?

 今回の長崎大学の決断は、これからの社会の在りようを考えさせるよい提案になりました。いずれにしても、事前に何も言わないでおいて、面接の時に「ところで、タバコは?あっそうなの。吸うのね。」と確認して黙って落とすよりはよっぽど誠実ですよね。

 みなさんは、これからもタバコには手を出さないようにしましょうね。もし、それでもタバコを吸いたくなったら、コメントを下さい。このサイトで「タバコはやめようねキャンペーン」を張りますから。

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