読書は、人生を豊かにしてくれます。
たくさんの学びを与えてくれます。人生が変わります。
みなさんには、読書の習慣を身につけてほしいと、心から願っています。それも早いうちに。
なぜ早い時期なの?
それは、読書にも体力が必要だからです。
歳をとるほど、習得に時間がかかるからです。
例えば、30歳まで運動をしなかった人が、突然スポーツを始めると、どうなりますか?
かなりの苦労を伴うはずです。
一週間の登山なら、初日でリタイヤするかもしれません。だって、体力がないんですから。
読書も同じ。
例えば、「本の紹介ページ」で、「一瞬の風になれ」という小説を推薦しています。3冊組です。
これを読み切るのは大変です。「読書の体力」のない人なら、きっと1冊目でリタイヤするでしょう。最後の場面まで読み切り、余韻を味わう前に、挫折してしまうでしょう。もったいないことです。でも、仕方がありません。体力がないのですから。
読書に体力が必要なのはわかった。でも、どうやって身につけるの?
その最良の方法は、読書することです。(あたりまえ過ぎて、ごめんなさい。)
最初はハードルを下げて読み切れる本を選ぶ。そして徐々に歯ごたえのある本に挑戦する。途中で挫折しそうになる場合もあるでしょう。でも、そこを我慢して、何とか気持ちを切らさずに読み進めると、最後に感動と達成感が待っている。そんな経験を重ねると、最後まで読み切る力がどんどん身についてきます。 |
これって、スポーツと似てませんか?
最初はハードルを下げて走り切れる距離を選ぶ。そして徐々に歯ごたえのある距離に挑戦する。途中で挫折しそうになる場合もあるでしょう。でも、そこを我慢して、何とか気持ちを切らさずに走り続けると、最後に感動と達成感が待っている。そんな経験を重ねると、最後まで走り切る力がどんどん身についてきます。 |
少し、小説について話しましょう。
20世紀を代表する2大小説と言われているのが、「ユリシーズ」と「失われた時を求めて」です。(これは、私の意見ではなく、一般に言われていることです。)
こちら、「ユリシーズ」は、600ページを超える文庫本で4冊組。
こっちは「失われた時を求めて」なんと13冊組!!
この2冊は、本の紹介には入っていません。だって、私も読んでいないのですから。
私もいずれ挑戦したいと思っていますし、実際、文庫本も購入したのですが、残念ながら、今のところ「読み切る体力」がありません。(なんだか、内容が難しくて、スイスイ読めないんですよね。)
でも、読んだ人のレビューを見る限り、とてつもなくすごい小説みたいです。
こちらは「ブリキの太鼓」3冊組ですが、「ユリシーズ」「失われた時を求めて」よりは短く、内容もはっきりしてるので読みやすい本です。とは言え、あくまでも上記2つよりも読みやすいだろうということで、難解な文章や常識離れした設定や世界観などは、かなり重い小説と言えます。
こちらの作品も「本の紹介」では取り上げていません。(高校生にぜひとも読んで欲しいとまでは言えない、マニアックな本だから。)でも、文句なくおもしろい。文芸作品に興味のあるある人は挑戦してみて!
「そこに素晴らしい世界が待っているのに、たどり着く体力がない。」
そんなのいやだ!