ウサイン・ボルトが引退しました。

テレビでご存知の通り、最後は足を痛めて棄権するというおまけつきで。

ボルトの足について、チームメイトが「あんな寒いところで何十分もユニフォームのままで待たせて、あれはひどい。」とクレームをつけていました。確かに、寒い時はスタート直前まで何かを羽織っているのが常識。この点運営側の配慮がやや足りなかったと思います。

しかし、ボルト自身はそのことについてほとんど文句を言ってません。記者会見で多少触れたようですが、「最後は棄権で終わったが。」という質問にも「それによって今までの自分の成し遂げたものが変わるものではない。」と。自分なら、「もう少し条件が良ければ、もっと良いパフォーマンスが出せたと思う。」くらいの皮肉は言いたいところです。

最後は感謝と愛で締めくくったボルト。だから世界中のみんなに愛されていたんだと再認識しました。本当に素晴らしい人物です。

 

 

今から30年以上前に、同じような感想を持ったことがありました。

それは

爆風スランプのサンプラザ中野さん。(今も活動してるのかな?)

ある地方の市民球場で野外コンサートがありました。(私も見に行った。)

その町では、教育委員会が「小中学生はコンサートに行かないように。」という通達を出したという。

これに抗議すべく、いくつかのバンドがステージ上で「教育委員会のはげちゃびんがああ!」と叫んでおりました。

 

「ロック=不良」と安直に判断するのもどうかと思うけど、「教育委員会=はげちゃびん」とステレオタイプに認識する方も、あんまりパンクじゃないな、と、その時思ったものです。

大トリの前に登場した爆風スランプ。ボーカルのサンプラザ中野は、開口一番叫んだ!

「〇〇町青年会議所のみなさん、ありがとおおおーっ!サンちゃんは、うれぴいいいいっ!」

そして曲に入った。

それ以来、音楽そのものは置いといても、サンプラザ中野さんは人間として尊敬しています。

 

私自身の事ですが、「自分の責任でないことに心を乱されるのはいやだから、怒らない。」という行動を目標にしています。(ん? 行動って言えるのかな?)でも、人間ができていない自分は、心を乱されてばかりです。

ボルトのような人間になりたい。(競技力じゃなくて人間として、ですよ。)

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