運が悪いと嘆いた経験はありませんか
高校を卒業したくらいから、「なんかうまくいかないなあ。」と思うことが度々ありました。連続でやってくる不運の数々。ひとつひとつはばかばかしいくらいどうでもよいこと。
〇食堂で頼んだシューマイ定食が忘れられてた。(30分待ち)
〇接骨院で受付にカードを入れたのに、なぜか自分の一枚だけこぼれて診察済みのボックスに入れられてた。(1時間半待ち)
〇車内販売でお茶を頼んだら、自分の前の席で売り切れた。
〇立ち食いうどん屋で肉うどんを注文したら、〇〇が入っていた。(とても書けません。)
大人しく待つ性格だったからか、忘れ去られる事が多く、心もいじけておりましたが、「きっと自分はずーっと貧乏くじを引き続けるんだ。これは運命だ。でも、不運がついてくるならそれ以上に動いて頑張って、不運を吹き飛ばしてやる。」などと前向きにとらえてもいたみたいです。このへんは自分を褒めたいところです。
でも、いつの間にか運がよくなっていた
人生には大きなサイクルのバイオリズムがあるようで、こんな不運もいつしか離れていき、「もしかしたら自分は不運でなく幸運なのではないか。」とまで感じる時期がやってきました。
結婚相手は予想以上に美人だし、
家族も仲が良く楽しいし、
福引で自転車が当たるし、
ひょんなことからヨーロッパ勤務になり休みのたびに観光旅行ができたり、
格安で泊まった旅館が部屋も食事も超豪華だったり、
もうイケイケ状態です。
その時は、「よわかんないけど幸運だなあ。」くらいにしか思わなかったけれど、今は理由がわかります。
それは、
不運になる手前で行動していた。
ということ。
ちょっと解説すると、「あー、このままほっておくと、いやな思いをしそうだな。」と感じたら、それ以上待たないで行動したということなんです。
解説になってないか・・・
再び不運のサイクルにはまりそうだが、きっと大丈夫
最近のできごと
〇健康診断で、自分のカルテよりも次の人のカルテを先に取られて、順番をひとつとばされた。→あっと思ったが、大したことではないので、ここは大人の対応。
〇ホテルの朝食で、「コーヒーか紅茶のどちらになさいますか」と聞かれて「コーヒー」と言ったのに、なかなかやってこない。次に来た人はすぐにコーヒーをもらっている。→すぐにウエイターさんに声をかけ「コーヒーをお願いします。」と行動。
〇電話での「インターネットがお安くなります・・」の電話。→だまって聞かず「電話での勧誘はすべてお断りしてます。お互い時間の無駄ですからやめましょう。」と言うと、すぐに切ってもらえる。
〇「連絡不足かなあ、大丈夫かなあ。でも、会議でしっかり話をしてるから大丈夫だよね。」→「いや、念のためもう一度文書を出して声をかけておこう。」
不運(トラブル)の予感があったら、すぐに行動する ただこれだけ
そう考えれば、不運前期の頃は、うすうす気づいていたのに「あっ、またかな。でも、勘違いかな。声かけた方がいいかな。でも、もう少し待ってみようかな。」と、ぐずぐずしていた自分にも責任がありそうです。誰にだって幸運な時と不運な時があります。もしかしたら、私は小さな不運が人より多いのかもしれません。でも、ほとんどの不運は気づいたらすぐに動けば解決します。そんな行動ができるようになったら、多少の不運は人生のスパイスくらいにしか感じなくなるかもしれません。
小さな不運の話をしましたが、実は私、大きなところでは不運を感じたことはありません。きっと小さな不運を経験することで、人生の不運を消費しているのかもしれません。そう考えると、なおさら不運さんいらっしゃいです。