我が家の子どもは、高校時代3000円でした。

我が子の高校生活は、次のような条件です。

  〇家から自転車で通える範囲の距離にある高校。

  〇運動部に所属。

  〇バイトはしていない。(そもそも禁止)

この子への小遣いは3000円です。

3000円の中に含まれないものは、

「携帯の料金」「学用品」「部活動の必要経費」です。

つまり、自由に使えるお金が3000円ということ。

この金額が高いかどうか、高校一年生にアンケートを取ったことがあります。

(と言っても、30人程度ですが。)

その時の平均額は、ほぼ4000円でした。(ちなみに、うちの子と条件を同じに補正しています。)

うちの子は、平均より下ですが、それほど貧しいわけではないようです。

実際に使っていた金額は、大雑把に思い返すと、

3000円+携帯代約7000円+学用品3000円+部活動費5000円

合計18000円です。

3年間では、18000円×36月=648000円

なかなかです。

3年分の小遣い100万円を一括で渡した人がいましたね。

リンクを貼っていませんが、「100万 小遣い、一括」で検索すればヒットします。

福岡の方です。

豪快ですね。母も娘も。

実際には104万と算出したそうですので、

1か月あたり 104万円÷36月=およそ2万9000円。

うちの子に比べると毎月1万円多いようですが、ブログを読むと服や靴の購入費用も含まれるらしい。

3年間100万円を1年ごとに、さらに1月ごとに分け、収支を考えてたそうです。欲しいものは予算とともに、天秤にかけよく比較検討する。先を見越してずっと必要なもの、今の自分に必要なものをよく考えていったようです。

高校2年生の夏、制服のローファーの靴底がとれてしまい、娘の靴は歩くたびにパカパカと、剥がれていました。
「さすがに、その靴。年頃の女の子が恥ずかしくないの?」と私が聞くと
「う〜ん、先月の予算の時、欲しい服と靴を天秤にかけてみたら、服の方が上でさ。今月も比較したけど、リップの方が必要性が高くて、まあ靴はいいかとなったわけよ」

「あたしさぁ~、卒業式の時、校門の前で、<100万円生活!この靴で3年間過ごしちゃいました>って写真を撮ろうと思っている!!これでレジェンド達成さ♪」
と、超楽しそうです。

こんなすごい子だから母は信じて100万円をわたしたのか、この状況が子供を逞しくしたのかは議論の分かれるところ。でも、間違いなく言えるのは、

この子にとって、小遣いの一括支給は成長の糧になったということ。

ああ、自分の子どもが高校1年に戻れたら、我が家でも試してみたい。

小遣いが足りない時、どう対処するか

  〇ぶつぶつ小言を言いながら、結局必要なだけ渡してしまう。

  〇ぜったいに渡しはしない。

  〇前借り、または借金の形で渡す。

  〇手伝いをさせてその報酬として渡す。

  〇別の何かと交換条件にして渡す。

いろいろな方法があるようです。

私が見てきた最悪パターンを話しましょう。

その子は学校を休みがちでした。

というより、ほとんど学校に行きませんでした。

家でゲームをしていました。

母は言います。「学校に行きなさい。」

子は言います。「明日は行く。」

でも、行きません。ゲームをしています。

(そりゃそうです、ゲームの方が楽しいのですから。)

しばらくすると、子は母に「新しいゲームが欲しい。」と言います。

母は、「学校にも行かないで、そんな子の言う事はききません。ゲームは買いません。」

子は、母に反抗します。ご飯を食べない。部屋から出ないなどの抵抗を試みます。

母は、「その代わり、学校に行くと約束してちょうだい。」

子は「うん。」と言います。

結果は見えてますよね。

同じやり取りが数か月おきに繰り返されることになります。

この子に100万円渡したらどうなるか・・・聞くまでもないです。

1年後に、また100万円渡すことになります。

「もうあげません。」と強く言えない母。

それを見透かしている子。

 

小遣いをいくらあげるか、どのような形であげたらいいのか、

そこに正解はありません。

100万円一括で渡した母娘は成功しましたが、

それは、成功する下地があったからです。

 

小遣いが足りなくなったら、不用意に渡してはなりません。

すくなくとも、「どうして足りなくなったのか。なぜ今必要なのか。」を、

きちんと説明させ、納得できない(つまり子が説得できない)うちは渡してはなりません。

最終的に援助するにしても、それに見合う経験と成長を見てからです。

 

よろしければ、みなさんの家庭のようすを聞かせて下さい。

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