キラキラネームってどんなもの?

具体例を出すのもはばかられますので、一般的な傾向をまとめてみます。

(具体はたくさんありますが、それを見て傷つく人がいるといけませんので。)

  〇およそ名前らしくない奇妙な読み方

  〇極端な当て字(暴走族的な・・)

  〇外国の名前をイメージしたもの

  〇読めない

  〇特定のキャラクターをイメージするもの

  〇その他、親が奇をてらってつけたもの

キラキラネームと普通の名前の境界線はあいまいですが、周囲が「キラキラだな。」と感じれば、それはキラキラネームの効果を発揮します。

キラキラネームの功罪

メリット

  〇めずらしいから記憶に残る

  〇本人に「無二の存在だ」という自己肯定感が高まる

デメリット

  △読みにくい。毎回説明しなければならないわずらわしさがある

  △時に、いじめの原因になることがある

  △就職に不利になる

実際に就職に不利になるという話があります。その理由もいくつかありますが、

「社会人として、会社の代表として、社外の人と関わる場合、会社そのものが非常識のように思われる。」

「親が非常識だから、子供も正しく育っていないのではないか。何かあった時に親がモンスターペアレンツになるのではないか。」

など、自分の資質能力以外のところで不利になっているのです。

私も人の親ですが、もし、娘の結婚相手が、

「こんにちはお父さん。小林ウルトラです。」とか、「佐藤世露死苦です。」

なんていうのだったら、ホントに大丈夫かこいつ、なんて思っちゃいます。

 

もちろん、キラキラネームで良かったと感じている子供もいます。

「オンリーワンの意識が芽生えた。」

「話題にしてもらえるのがうれしかった。」

などの声も聞かれます。

名前は親から子への贈り物

そう、贈り物なのですよ。

贈り物は、相手を思って贈るのです。

自分の好みを押し付けるのは贈り物とはいいません。

生まれたばかりの赤ちゃんは、その名前を一生背負って年寄りになるまでずーっと生きていきます。

3歳の時に「かっわいい!」とつけた名前が85歳にも似合うかを考えなくてはいけません。

それが、ちょっとした親の気まぐれで一生引きずるような名前をつけるべきではありません。

 

「小林ウルトラくん」が結婚できなかったら、親は責任とれるのでしょうか。

名前が原因で就職できなかったら、子供に何と言って声をかけたらいいのでしょうか。

 

特に変わった名前にしなくても、いい名前はたくさんありますよ。

 

この文章を読んでいる高校生のみなさんは、自分が親になったときに、しっかり考えましょう。

もし、自分がキラキラなら、何とかしてそれを武器にできるように頑張りましょう。

キラキラが不利なのは、「非常識でレベルが低い・・・かもしれない。」と思われるからであって、

あなたの実力が認められれば、名前なんか関係ないのです。

もしあなたが、例えば何かのスポーツで世界一になったら、名前は武器になるかもしれません。

がんばって。負けないで!!

 

 

 

 

 

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