久しぶりに「NHk高校講座」を見ました。
見た教科は地理、「世界の食料問題に目を向けてみよう」です。
(2019年1月8日 午後2時40分〜3時 放送)
出演は石原良純さん、籠谷さくらさんの2人。
2人の言葉の掛け合いで話が進みます。
番組の概要
例として、ニジェールの食料難問題が
干ばつなどの自然災害、人口増加に伴う砂漠化、バッタの襲来、紛争や内戦など、飢餓につながる原因がたくさんあります。
また、モノカルチャー経済(ひとつの生産品だけに偏る経済)も、経済が不安定になり、食糧難につながるのだそうです。
もちろん食糧援助のシステムもあるが、単に食料を寄付するのは根本的な解決にならず、食料を生産できる体制を作る必要がある。
ネリカ米というものができている
ネリカ米は、アジアの米(たくさんの実をつける)とアフリカの米(干ばつに強く、水を張らない畑地にも生育可能)の両方の特徴を兼ね備えた米。しかもおいしいらしい。
ネリカ米は西アフリカで開発された新種のコメで、耐病性の高い西アフリカ種と多収性のアジア種を掛け合わせることで作られた陸稲種で、アフリカの農業改革、奇跡のコメと呼ばれるほど優れた特徴を数多くもち、「貧困対策と食糧安全保障の切り札に」と大きな期待が寄せられています。(Association amicale entre Burkina Faso et le Japon)
ところで、世界の穀物は、世界中の人の必要量の2倍の生産があります。
それでは、なぜ食料問題はなくならないのでしょうか。
その理由は、実際に食料になるのが生産した穀物の半分以下だということ。
かなりの量が飼料として家畜に回されている。
牛肉だと、肉の量の10倍の穀物が使われている計算になる。
ここまでのまとめ
食料が不足しているのは主に発展途上国
急激な人口増加 自然災害や紛争
モノカルチャー経済などが原因
世界人口をまかなう穀物は生産されているが
食品ロスなど先進国での消費が多いため
不足している国に行き渡らない
実は日本の食料事情も深刻になっている。
それは食料自給率が低いということ。
これは、世界の先進国の中で最低水準である。
1960年代には80パーセントの自給率だったが、
現在は50パーセントにも満たない。
しかし、現在の日本の農業は、農業従事者の高齢化など問題が多い。
私たちは、日本の農家を守るための消費も考えなければならない。
20分でひとつの勉強が完了する
上に書いた内容の学習が、映像や図の資料をふんだんに盛り込んで、20分で完結してしまいます。これって、かなり効率が良い勉強だと思いませんか?
さすがに全ての番組を見るゆとりはないでしょう。
でも、自分の苦手教科(または好きな教科)に絞って見てみるのもいいですね。
みなさんの勉強に取り入れてはいかがでしょう。
そうそう、放送時間帯が昼なので、学校に行ってる時間です。
録画して、夜の暇な時に流すのがいいですね。