コロナウイルスでパニック?

 最近の「新型コロナウイルス」の猛威は中国全土に広がったようで、今日(1月31日)現在、死者は200名を超えた模様です。中国の情報統制の傾向を想像すると、実態はもっと大変なのかもしれません。
 そんな中で、自衛策としてマスクの需要は高まるばかり。今日は薬局にマスクがほとんどありませんでした。こうなると、おそらくネット上では法外な値段で出回っているだろうと思って見てみたら、やっぱりです。

そもそもマスクのお値段はいくらくらいだっけ

 我が家に買い置きしてあるマスクは、50枚入りの箱で、お値段398円でした。薬局で少し安く購入したような気がしますから、定価はもう少し高いのかもしれません。
 仮に50枚入りの定価が500円だとすると、1枚10円という計算になりますね。では、本日(令和2年1月31日)、ネットではどんな値段がついているでしょう。

値段が10倍以上になってるものも!

 上の画像は、あるオークションサイトのマスクのお値段です。

40枚入り10箱(400枚)で50000円→1枚125円
60枚入り10箱(600枚)で8000円→1枚13円(これは良心的)
1176枚で即決92000円→1枚78円
1648枚で150000円(15万円だよ!)→1枚91円

 中にはほぼ定価に近い良心的なものもありますが、ほとんどは定価の10倍もする値段設定をしています。おそらく彼らは、コロナウイルスの脅威が迫り、マスクが品薄になることを予想して大量に仕入れたに違いありません。そうして、現実に品薄になってから高値で売りさばく。確かにそれは商売の才能かもしれません。人の行動を先読みできる人間は、商売をさせたら強いです。彼らを弁護するなら、これが自由経済であり、資本主義の原理原則でもあります。
 でも、みなさんは「ああ、品薄を先読みする先見の目がある素晴らしい人だなあ。そんな人だから成功するんだなあ。すごいなあ。」と称賛できますか?
 私は称賛しません。人の弱みに付け込んだ「ダフ屋」であり「詐欺に近い」とさえ思っています。

 だから、私は絶対に買いません。できれば、みなさんが結束して「そんなもの買うもんか。」と無視して、やがて企業が少し遅れて量産して市場に出回るのを待てば良いのです。個人的には、2週間もすれば商品は再び棚に並ぶと見ています。

 もし、今回「1枚100円もする高価なマスクを多量に買った。」人がいれば、おそらく一箱使わないうちに、市場に適正価格のマスクが溢れるのを見て残念がるでしょう。

 ここ1週間から10日が勝負です。品薄を我慢する側もそうだし、高値で売ってひともうけしようとする人たちにとってもです。

 もちろん「健康、命には代えられない。どんなに高くても手に入れる。」という人がいるなら、それを止めるつもりはありません。そんな人がいるから、安易にずるく金儲けする輩がいなくならないのですが・・・。

冷静になりましょうよ

 今回のコロナウイルスで、もしかしたら各高校、中学校では「必ずマスクをつけなさい。」と言われているかもしえません。持っていかないと先生に怒られるかも。でも、店にないのですから、買うこともできないのです。その事情を先生に話しましょう。

 例えば、「今、どの店にもないから、店に入るまで学校の買い置きを分けてください。店で見つけたら買って、分けてもらった分を後で返します。」とお願いするとか、何か方法はあるはず。

 まさか先生が「高値のネットオークションで手に入れてでも、マスクをしてきなさい。」とは言わないでしょう。

そうそう、マスクも大切ですが、「うがい」「手洗い」「手の消毒」「睡眠」「栄養」「保温と保湿」「むやみに人混みに行かない。」「飛沫が届かない2m以上の距離感」など、感染しない対策はいろいろあります。特に今回は、感染しても発病しないまま二次感染を引き起こす恐れもあるといいます。自分が感染しないということは、人にも感染させないという配慮につながります。
 慎重に、冷静に恐れ、対処していきましょうね。

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