「朝の1時間は夜の2時間に匹敵する」

この文章を書いたアーノルド・ベネットという人をご存知ですか。イギリスの作家であり思想家であるベネットは、充実した生活を送るためのヒントを数多く残しています。今回は、彼の作品である「自分の時間」を紹介します。

時間が与えられているということは、実のところ毎日奇跡が起こっているようなものであり、よく考えてみれば、まったくもって驚くべきことなのである。

朝、目覚める。すると、不思議なことにあなたの財布にはまっさらな24時間がぎっしりと詰まっている。それがすべてあなたのものなのだ。これこそ最も貴重な財産である。(本文より)

「一番大切なものって何ですか?」と質問すると、かなりの割合で「いのち」という答えが返ってきます。その通りですね。

では、「いのち」とは何ですか?

それは、「時間」なのです。

だって、テレビドラマでよくお医者さんが、「あと6か月の命です。」なんて言ってるじゃないですか。命は時間で数値化していますね。

「時間」=「いのち」 つまり、時間を大切にするとは、命を大切にするのと一緒なのです。

 

「自分の時間」という本は、文字通り「時間の使い方」のガイドブックです。とっても簡単な文章で書かれているので、高校生でも十分読みこなせる本です。いや、人生の早い時期に是非読んで欲しい本です。→学校の図書室にないですか?

是非読んで欲しいので中身には触れませんが、目次の中からいくつかの文を抜き出します。

・時間があれば金は稼げるが、金で時間は買えない。

・人生のすべては、時間の利用の仕方次第で決まる。

・一日が24時間であることを、あなたは本当に理解しているか。

・はじめから「大きな変化」を求めてはならない。

・毎朝の30分が自分の中に奇跡を起こす。

目次を読むだけで勉強になりますね。

実は、このサイト「がんばれ高校生」の中に流れている哲学(考え)は、アーノルド・ベネットの影響を強く受けています。

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