中学時代の私は、かなりの乱筆でした。

ノートの字は罫線に収まらず、3行くらい使ってもはみ出す。テストは正解なのに先生から×をもらう始末。

いつだったか、意地になってきれいにノートしたら、隣の女の子が、

「すごーい! 字、きれいに書いてるー。できるんだー。」みたいにはやし立てられ、続くものも続かず。(いや、はやし立てられなくても、続かない自信満々)

その時に思いました。

「字なんか、読めりゃいいじゃん。」(実際は、読めない字を書いている。その証拠に、前時のノートが自分で読めない。)

さっき、この本を読み終わりました。

こんなことが書いてありました。

昔、ノースウエスタンのある教授が、学生の書いた汚い答案を一字一句に至るまで全部、奥さんに書き直してもらったことがあった。そして答案用紙を助手の大学院生に渡して評点をつけさせた。奥さんが丁寧な文字で書いた答案には、全てAがつけられた。学生が書いたもとの汚い答案はほとんどがCだった。

うん、そうですよね。

あなたは会社の人事担当です。履歴書の字が丁寧な人と、汚い人のどちらを採用しますか?

「字が汚いなんて、私の実力とは関係ない!」と開き直る人を採用しますか?

やっぱり、きれいな字の人を選びますよね。それに、きれいで丁寧な字の方が、一生懸命書いたんだな、という姿勢も伝わりますもの。字が汚いことは、その人の実力のほんの一部かもしれません。でも、ほんの少しであっても、一部なのです。そして、その欠点は、時間さえかければ隠せるのに、隠そうとしないことが問題です。

コンビニAの店員さんは、きれいにアイロンのかかった、パリッとした制服を着ている。

コンビニBの店員さんは、よれよれの制服で、しかもシャツのすそがズボンからだらしなく出ている。

同じ商品なら、あなたはどちらの店で買いますか?

どっちの店が信頼できますか?服装のだらしない店は、商品管理もだらしないように思いませんか。

実際は商品管理の能力がおなじだったとしても、売り上げに差がでてくるのは間違いありません。

つまり、服装が「売り上げ」という事実に関係してくるわけです。

こんな題名の本もあります。

身も蓋もないですね。

もっと激しい題の本もありました。

男女平等が叫ばれて、何十年経っただろう・・・

「美人ならそれでOK」ってことなの?

 

いえ、私が賛成してるわけではないですよ。

でも、そんな側面があることを否定はできません。

見た目は全てではないけど、無視してもいけないね。

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