新しい時代がやってきました。
聞けば元号というものを使っているのは日本だけだということです。
もしかしたら、西暦だけで事足りるし、その方がめんどくさくないのかもしれません。
しかし、元号があることによって、時代と自分自身を見つめ直し、新たな目標やビジョンを設定する機会に恵まれるのも事実。
それなら、せっかくの「令和元年」ですから、ここで自分の目標を見つめ直すのもいいかもしれません。

今年は目標設定する節目がひとつ増えた

例年だと、新たな目標を設定するの時期は2つあります。
ひとつは元旦(年の初め)。
もうひとつが4月1日(年度の始まり)。
今年は、これに5月1日(令和元年の初日)が加わりました。

高校生のみなさんは、学年が進む4月1日に、「今年はこんな生活をしよう。こんな知識を身につけよう。そのために毎日こんな生活をしよう。」と心に誓ったことと思います。

その誓いは、1ヶ月経った今、どのように進んでいますか?

目標通りにいかない人、そもそも目標設定をしなかった人は、
5月に再設定するチャンス!!

①1年間後、こんな人間になっていよう。
②そのために、こんな力を身につけよう。
③だから、毎日こんなふうに生活しよう。

なんでもいいんです。とにかくいいチャンスなのですから、今の自分とこれからの自分と、目標実現のための作戦を立てましょう。

令和という元号のスパンで考える

今回の天皇の即位と新元号の制定は、とても良かったと思います。
前回、昭和から平成に変わった時は、昭和天皇の崩御(つまり死去)によって行われたため、日本全体が「喪に服す」という感覚で、お祝いムードはどこにもありませんでした。「平成お祝いまんじゅう」が配られることもなく、「平成カウントダウン」もありません。花火も上がりません。
そりゃそうですよね。日本で一番大切な人が亡くなったのですから。
(ちなみに、命の価値に差はありませんので、みなさんの命が天皇より大切でないという意味ではありません。日本国全体に対する影響力の話です。)

平成の天皇(今は上皇)が、「役割を全うできない恐れがある。」と話されたことで、結果的に晴れやかな元号のスタートとなりました。
先見の目があった平成天皇でした。

さて、令和天皇は現在59歳です。
天皇が何歳まで象徴としての役割を続けていけるのか、今から予想はできません。実際、今回の平成天皇の引退は「今回限りの特例法」なので、令和天皇は死ぬまで象徴として働かなくてはならないことになってます。

実際は、これからいろいろな検討が行われ、令和天皇も引退できるようになるとは思いますが、いずれにしても令和の時代も30年前後と考えていいように思います。(できれば、法律を改正して引退できるようにしてほしい。死ぬまで働けなんて、ひどすぎる・・・)

みなさんは、おそらく15歳から18歳でしょう。
(このサイトが高校生向けになってるので、そのつもりで話してます。)
令和の時代が終わるとき、みなさんは40歳から50歳くらいということになるでしょうか。
多くの人は、すでに学校で学ぶことから卒業し、社会や地域・家庭の中で様々な役割を担っているでしょう。
多くの人は、自分という人間の姿が、だいぶ固まっている時期でしょう。
(固まっていることが良いかどうかは、ここでは別問題ね。)

令和が終わり、新しい元号が始まるその瞬間に、令和を振り返った時、
「高校生の時にスタートした令和という時代は、自分にとってすばらしい時代だった。」と言えるようにしたいものです。

だから、このタイミングで「50歳くらいにどんな生活をしているのかなあ。」と想像してみることは悪いことではありません。せっかくいただいたチャンスですから、ここで、将来のことを考えてみませんか?

よろしければ、本サイトに掲載している小説を読んでみてください。

2月 未来の計画を立てる

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