下の表は、
中高生が思い描く将来についての意識調査2017(ソニー生命調べ)
の抜粋です。
将来なりたい職業は、時代とともに少しずつ変化しているようです。
私の子供時代には、「ITエンジニア」「ゲームクリエーター」「動画投稿者」という仕事はありません。
(そうですよね。インターネットがなかった時代ですから。)
特に、中学男子は、上記の「ITエンジニア」「ゲームクリエーター」「動画投稿者」で50パーセントを越えています。
ところで、「You Tuber」という職業を、みなさんはどう思いますか?
巷では職業として認知されていないようです。
学校で「将来はユーチューバーになりたいです。」なんて発言しようものなら、
「もっと真剣に考えなさい。」と諭されるか、
「ネット漬けの危ない生徒に違いない。」と警戒されるかです。
ここで、敢えて「You Tuber」という職業を肯定的に考えてみます。
インターネットやスマホのなかった時代にも、
およそ成功の確率の低い夢は多くありました。
「プロ野球の選手」「歌手・俳優」「アナウンサー」「作家」「画家」「オリンピックで金メダル」「総理大臣」「ノーベル賞」 |
昔、田舎のおばちゃんに「将来は何になる?」と聞かれて、「画家」と答えたことがありました。
そしたら、
「そんなの、うまくいくわけない。絵を描いて食えなかったらどうするつもりだ。」
と説教されてしまいました。
それでも、「画家」という夢は「You Tuber」よりも肯定的に認知されるような気がします。
(ごめんなさい。根拠ありません。気がするだけです。)
でも、「画家」として生計を立ててる人と「You Tube」で食べている人は、どちらが多いのでしょう。
もしかして、「You Tuber」の方が手堅くはないですか?
「総理大臣」や「オリンピック選手」より、「You Tuber」になる方が簡単ではないですか?
えっ? 簡単にできるようなものを夢見ちゃいかんて?
だったら、どうして少年の日の私は「画家」と言って説教されたのでしょう。
夢みたいなことを言えば「夢みたいなこと言うな。」と説教され、
それよりも成功確率の高い道なのに「それは違う。」と否定されたら、
普通の少年だって暴れますよ。
インターネットの普及は、世の中を大きく変えました。
とりわけ大きな変化は、情報の発信者、受信者の垣根がなくなったことです。
昔は「芸能人になる」と夢見ても、実現する人はごく少数です。
テレビや映画、舞台に登場しなければ、評価すらしてもらえません。
でも現代は、その気になればすぐに情報発信できる環境です。
ピコ太郎さんが世界的に大流行したのも、インターネットのおかげであり、かつてのテレビでは芽が出なかったかもしれません。
もちろん、ピコ太郎さんみたいにヒットする人は少数かもしれません。
でも、大あたりすることを夢見てひたすら動画を投稿することは、誰にでもできること。
これを職業にするのは苦しいですが、趣味として続けて、いつの日か大当たりすることを夢見ることは、
定職に就かず、テレビや映画の俳優を目指すことよりも堅実な生き方かもしれません。
但し、受けようとして過激な映像を投稿し、逮捕された人もいますから、そこは良識と分別が必要です。
さて、
もし、私の夢が「自分の本を出版したい。」だったとします。
それを実現するのは、並大抵のことではありません。
私の文章を認めてもらい、本にしても採算がとれると判断しなければ、出版するはずがありません。
でも、みなさんは今、私の文章を読んでくれています。
本なんて出していませんが、私の思いをネットに公開し、読んでもらう環境を作っています。
サイトを立ち上げる費用なんて、大したことありません。
ほぼ、資金ゼロです。
だから、このサイトの情報は無料です。
ところで、You Tuberで生活してる人って、日本に何人いるのでしょうね。
誰か、ご存知の方、いませんか?