時々ツタヤで映画のDVDを借りて楽しんでいます。
昔はそこそこの値段でしたが、
旧作は100円で見られるようになり、
コスパは最高ですね。
もちろん一番大切なのは時間ですから
レンタルDVDを1本見るのにかかるコストは
100円+上映時間+借りて返す時間
ということになります。
おっと、主題からどんどん逸れていっちゃいました。
ツタヤの棚をひと回りすると、
「TSUTAYA BUSiNESS COLLEGE」
というコーナーがあります。
お金儲けやら自己実現など、興味がありつつもちょっと怪しいDVDもありますが、
その中に、関正生先生のDVDが数多く並んでいます。
シリーズで20巻くらいはありそうです。
試しに「世界一わかりやすい中学英語の授業」を借りてみました。
中学英語とは言っても、実際にDVDを見ているだろう大人をターゲットにした内容で、言葉の「本当の意味」を解説してくれます。
例えば、前置詞の「on」の意味は、「~の上に」ですよね。
でも、「on」の核心は「くっついて」なのだそうです。
だから、壁にくっついてても「on」だし、
場合によっては下にくっついてても「on」なんですって。
私たちは「on」=「上」という概念を先に習うから、
上にないパターンを例外として暗記するしかないということ。
なるほど、そんな考え方があったんだなあ・・・
「世界一わかりやすい中学英語の授業」は、全5巻です。
4巻まで見ましたが、目からうろこの内容でした。
「Willは100%だけどmayは50%」とか、
「anはもともとoneがどんどん省略されてanになって最後にaになったけど、母音かぶりを避けるために一部がanのまま残った。」とか、
基本的な内容を興味深く整理してくれます。
うーん、高校時代にこんな内容の授業だったら
英語に興味が持てて得意になったかも。
そんな風に感じさせるお話でした。
(ここで私は「言ってはならないこと」を言っちゃってます。このサイトの小説を読んでくれたみなさんは、ピンときましたね。そうです。「もし~なら自分だって~なのに。」という言い訳です。おそらく当時の英語の先生だって興味深い話をしてくれたはず。それをしっかり受け止めていない私の責任です。それに、今この瞬間興味が持てたなら、今からしっかり勉強すればいいだけの話です。
おっと、また話が逸れちゃった。)
高校生のみなさん、是非ツタヤで関正生先生のDVDを借りてみて下さい。
買ってもいいですが、16848円です。ここはレンタルで・・・
(関先生ごめんなさい!)
ちなみに、関先生は「英文解釈教室(伊藤和夫)」に高2の時に出合い、衝撃を受けたと書いています。
レビューを読む限り、かなり難解な参考書のようです。
大学受験が終わってからも手元に残す人が多いといいます。
レビューの中にこんな感想がありました。
ありがちなのは、英文に対応する日本語訳と語句、語法を羅列し、申し訳程度に「ここは分詞構文ですよ~」「ここは強調構文ですよ~」などと書いているだけの参考書。読者としては、どうしてそのような解釈するに至ったかのプロセスを知りたいのに、それが抜け落ちている。「そんな、結論だけ言われても分かんないよ・・・」となります。実際、私がそうでした。タチの悪いことに、そういった本を使っても勉強をしたという気にだけはなれます。結果として、思ったほど結果が出ずフラストレーションのみが溜まり、やる気を失っていく・・・という悪循環にも陥りかねません。(大学受験の参考書もそうですが、TOEICや、英検などの参考書や問題集でもこの傾向は顕著だと思います。)
そんな読者に応えるのが本書となります。
Amazonサイトのレビューより抜粋
英語音痴の私にはかなりハードルの高い本みたいですが、試しに買ってみようと思います。
あっ、まだ読んでないので、おススメするかどうかはわかりません。
ついでに、これは私が高校時代に購入した古文の参考書です。
1981年に発行された伝説的な名著です。
古文が大の苦手だった私は、何か良い参考書はないかと本屋を回り、選んだ一冊です。
本に記載されている受験問題は当然ながら古臭いし、
一部解釈の変わったところもあるので、
受検参考書としてはおススメできないような気がします。
それでも、復刻版が出てからも着実に売れ続けているのは、参考書というよりも古典の教養書としての価値があるからでしょう。
読んで損はない一冊です。
(しかし、文庫本で1620円とは・・)
みなさんにも、すばらしい参考書との出会いがありますように。