この絵が、510億円で落札です!(500億って、どれくらいなのかわけがわかりません。)
(それから、ダ・ヴィンチ作でないと主張する人もいるそうです。)
(CNN) イタリアの巨匠レオナルド・ダビンチの絵画「サルバトール・ムンディ」(世界の救世主)が米ニューヨークでクリスティーズのオークションに出品され、芸術作品としては史上最高額の4億5030万ドル(約510億円)で落札された。
「サルバトール・ムンディ」は、イエス・キリストを描いた1500年ごろの作品。ダビンチの作品として現存する絵画は、この作品を含めて20枚に満たない。
これまでの美術品オークションでは、2015年に1億7940万ドルで落札されたピカソの「アルジェの女たち」が最高額だった。今回、「サルバトール・ムンディ」の落札価格は当初1億ドル以上と推定されていたが、電話による入札受け付け開始から20分ほどで、「アルジェの女たち」を上回った。
一枚の絵に何百億の値がつく世界。私にはよくわかりません。
そう言いながら、「日本初上陸!あの名作が○○美術館に!」なんて紹介されると、高い入場料を払ってでも見に行きたくなります。交通費と入場料を出さなくても、画集で見ればわかるし、ネットで検索すれば、大抵のものは出てきます。それでも、何故か本物を見たくなるのですよね。最近は、「バベルの塔」展に行っちゃいました。
モナリザが日本に来た時は、すさまじい行列ができ、期間中の入場者数は150万人だったそうです。一日平均3万人が押し寄せたことになります。たいしたもんです。
昔、オランダで起きた出来事。
チューリップの栽培が盛んなオランダでは、美しいチューリップの球根には高値がつきました。あたらしい色や模様の花ができると、その希少性から、信じられない値段がついたそうです。やがてそれは投機目的となり、入札と売買を繰り返すうちに法外な値がついてしまいました。一個の球根が、いつの間にか熟練工の年収の10倍以上になったのです。
そんな狂った状況下、1637年の話です。ある人が球根を高値で買い、すぐに転売して儲けようとしましたが、それを買い取る人がいなかったそうです。「売れないかも。」とパニックを起こした人々は、すぐに自分の球根を売りに出しますが、もはや高値で球根を買おうとはしません。その時点で多額のお金を払って球根を持っていた人が、結局大損することになりました。
「もっと高く売れるはず、儲けてやろう。」という考えは、時には大失敗を招くということの好例です。
ところで、今回のダ・ヴィンチ絵画は、そんなことないですよね・・・。
落札者が誰かわかりませんから、どこで見られるのかわかりません。(個人所有なら、公開されないのかな。)
絵の事に詳しくはありませんが、高いというだけて見たいと思う私は、俗人でしょうか。