もう10年以上前の話です。

ドイツのベルゲンベルゼンという町に行きました。

 

なんの観光地もないその地は、第2次大戦時の負の遺産として、今も多くの人々が訪れます。

そこには「アンネの日記」の作者、アンネ・フランクが入れられ、命を落とした収容所があるのです。

ナチスの強制収容所と言えば、「アウシュビッツ」が有名ですが。実はドイツ各地に収容所がありました。そのいくつかは今も保存されていて、ドイツ国内のものは全て入場無料です。自分たちの過去の過ちを忘れないという意思を感じます。

こちらは、当時の様子を表すジオラマ。現在、建物は残っていません。

 

当時の囚人服

 

北ドイツです。北海道くらいの気候です。

 

アンネの写真も展示されていました。彼女の日記がドイツ軍の目を逃れて残ったことは奇跡です。

 

「ここに1000人の犠牲者が眠る」と書いてあります。こんな表示が、敷地のあちこちに点在しています。

 

人間て、優しく暖かい面と冷たく残酷な面の両方を持っています。悲しいけれど、それは過去の歴史を見てもまちがいありません。そんな人間の欠点や弱さが表面にでないように、私たちは言葉や行動に気をつけて、自分と同じように他人の存在を認めるよう、努力しなければなりません。

それは、戦争のような大きな出来事についてだけでなく、日々の生活の中に潜む「荒んだ心」や「いじめ」についても同じです。

昨日、本の紹介で 「夜と霧」フランクル を紹介しました。

ちょっと思い出したので、過去の写真を引っ張り出しました。

 

 

 

おまけ  北ドイツ いいですよ。

こちらは、ブレーメンの中央広場

 

 

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