まさかセンター試験に「ムーミン」が出るとは思いませんでしたね。
いろいろな意見がありますが、個人的には出題者のセンスを評価します。
「ムーミン谷がフィンランドとは誰も言ってない。」という指摘も的を得ています。
また、バイキングの勢力範囲も諸説あるので、ちょっと苦しい問題なのは確かでしょう。
まちがい、と言われればその通りかも。
それでも、ムーミンを持ってきた出題者と、個人的に友達になりたい気分です。
もし、この文章を読んでいたら、密かに連絡下さい。
決して騒ぎません、バラしません。
ただ、友達になりたいだけです。
試験中は、こんな問題に遭遇したら、「くすっ」と笑って、次にいきましょうね。
「こんなの知らない。習ってない。パニック。もうおしまいだ。」
と反応したら、ほんとにおしまいですからね。
「こんな変な問題、誰も書けないはず。」くらいに軽く流すのです。
ムーミンの作者、トーベ・ヤンソンは、フィンランド人です。
まあ、この話はこれくらいに。
ビッケは、スウェーデンの作家、ルーネル・ヨンソンの作品です。
バイキングですから海賊なので、フィンランドではちょっと外洋から遠いですよね。
とは言え、スウェーデンとフィンランドは隣同士だし、微妙ではあります。
緑色はヴァイキングの居住地(植民地) ウィキペディアより
地図によれば、フィンランドにはいないことになってます。
世界の有名なものがたり
「フランダースの犬」は、イギリスの作家 ウィーダが書いた児童文学です。
舞台はベルギーのアントワープです。
ネロが見たかったのは、この絵。ルーベンスの「キリストの昇架」。
ルーベンスはベルギー人です。
「赤毛のアン」は、カナダの作家、モンゴメリの作品。
プリンスエドワード島は、カナダの東部にあります。
赤毛のアンは小説が素晴らしいです。
アンの想像力と、物語のスピード感は、アニメでは伝わらない面白さがありますよ。
「ピーターラビット」は、イギリスのビアトリクス・ポターの作品。
イギリス北西部の湖水地方が舞台です。
「ハイジ」は、スイスのヨハンナ・スピリの作品。
スイスのマイエンフェルトが舞台ですが、
クララの家はドイツのフランクフルトです。
「母を訪ねて三千里」は、イタリアのエドモンド・デ・アミーチスが書いた「クオレ」の中の挿話。
えっ?知らないですか?
イタリアのジェノバに住む主人公のマルコが、出稼ぎに行ったまま音信不通になった母親を探しにアルゼンチンへ行くお話です。
昔、「カルピス名作劇場」という30分のアニメシリーズがあって、
それはそれは人気があったものです。
いやー、書いてて楽しかった。
もしかしたら、更新するかもしれません。