14歳の少女ソフィーは、ある日差出人不明の手紙をもらう。

「私は誰?」「世界はどこから来たの?」

 次々と出される課題を考えるうちに、次第に「哲学」に目覚めていくソフィー。

一方、ソフィーの生活に少しずつ忍び寄る謎の少女ヒルデの影。ヒルデとはいったい何者なのか。後半に姿を現す哲学の先生アルベルトの個人授業を受けながら、徐々にソフィーが生きているこの世界の意味が明らかになっていく。最後に現れるヒルデと、ソフィーの世界のどんでん返しは秀逸。

 この本は、ノルウエー人の作者が、15歳の子ども向けに書いた、いわば哲学の教科書。

緊迫感のある物語を通して哲学の本質を知り、深く考えることの大切さをわかりやすく説いた名作です。

1991年の出版以来50カ国以上で翻訳され、驚異的なベストセラーになっています。

ぜひ購入してじっくり読んでほしい。もしも今はちょっと難しくても、近いうちに読み切る力をつけてほしい、

お薦めベスト3に入る本です。

※新装版が出て、上下2冊組の読みやすい装丁になりました。

 

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